【動画あり】スペシャルゲストのご紹介

基調講演、シンポジウム、分科会を登壇してくださる
スペシャルゲスト オルガ・トゥルヒーヨ氏のご紹介です。

虐待、性暴力のサバイバーであり弁護士でもあるオルガさん。
基調講演では、痛みを力に変える「乗り越える力」を中心にお話しくださいます。

ここでは、オルガさんが自らの幼少期の性虐待の経験について語っている動画をご紹介いたします。
動画は英語のみですが、下にスクロールすると日本語の仮訳が表示されます。

※性虐待、性暴力、レイプについての具体的な出来事が含まれますので、ご注意ください。お読みになるのがつらい時は、途中でも無理なさらずウィンドウを閉じてください。


A Survivor's Story: Childhood from Olga Trujillo on Vimeo.



 父は兄弟たちを身体的に虐待して、そして私を身体的、精神的、そして性的に虐待しました。それはほんの物心ついたときからずっとでした。
 虐待にもいくつか違うタイプがありました。性的な虐待は、ある種、日課のようになっていきました。私は、ほとんど毎晩、父が私の寝室にきて性的に私を虐待するということをわかっていました。最初のころは、私はすごく抵抗しました。私はしたくなかったのに彼が私にやらせたいと思ったこと、彼が実際に私にしたことについて激しく抵抗したのです。私が一生懸命抵抗すると、彼はかなり激しく私を殴って、そして要するに彼は私をレイプしました。
 私が7歳になるころまでには、彼は毎日のように私に性的な暴行を加え、そして兄弟たちにもそれに参加するようにしむけていました。父は兄弟たちに、私に何をするかを教えて、そういうことをしていいんだよと教えました。兄弟たちが性的虐待に参加することが許されたのは父が許可した時だけだったので、父が行動をコントロールしていたのですが、でも父は要するにこういうことを私にしてもいいんだよと彼らに教えていたのです。私が成長するにつれて、父は母への暴力・兄弟への暴力から私への暴力により集中していきました。
 それに対処する方法として私が身に着けたこと1つは、その現実から自分を切り離すこと、解離することでした。自分の体から離れて、他の人に起きている出来事であるような感覚で、私は自分のことを見ていました。でもそうすると、ぼんやりした様子になるので、父はそれに気づきました。気づくと父は私を殴ったり、より痛めつけるようなレイプをしたりして、私を現実に引き戻そうとしました。
 もう一つの私の対処法は、それに順応するということでした。順応は多くのサバイバーが使っている生き延びるための技術なのですが、とても誤解されているものでもあります。父が私を性的に虐待しようとしたときに、私が最初にしたことは父に対して抵抗することでしたが、そうすると父は私を打ち負かし、殴り、もっと暴力的な、もっと痛い性的虐待をしようとしました。だから私は、しばらくすると学習して、抵抗するのはやめました。そして、私が性的虐待をさせるように仕向ければ、ひとつには、父が激怒して私を殴るのを防ぐことができると学んだのです。もうひとつには、私は虐待を自分でコントロールしようとしたのです。父が私を性的に虐待しに来ることはわかっていました。父が来るのを待っているときの不安感で私は時々パニックになって、父を待つ代わりに自分の方から行って、父がしたいと思うことが何であれ、それを自ら始めて、それに順応しようとしました。私がしたことは自分を守るためにしたことで、自分が生き残るためにしなければならないことだったのです。
 私の記憶の中の母の姿は、物事から解離している母でした。母は外の庭でバラの花を切り取っている一方で、私はその時家の中で父にレイプされているというような。初めての聖体式(カトリック教会での儀式)の日、私は7歳で、かわいい白いドレスを着て、白い手袋もして、ええと何て呼ぶんでしたっけ。そう、ベールもつけていました。家族親戚がみんな来ていました。フロリダからいとこもきて、コネティカットからも、プエルトリコからも叔父や叔母や、みんなが私の初めての聖体式のために集まっていました。すごく大事!とっても大事な行事でした。そして母は1階でみんなを待っていて、父は2階の寝室で私をレイプしていました。その後は教会に初めての聖体式をしに行って。
 こうしたことを思い出し始めたとき、私はすごく母に対して腹が立ちました。だけど気がついたのです。ひとつには、母がやっていた解離という対処法は、私ができた唯一の対処法と同じなんだと。そして、彼女に父を止めることはできないのですから、解離することだけが唯一の方法だったのです。もし彼女が私たちを連れて離れようとしたら、きっと父が私たちを殺していたはずです。母は自分にできるだけのことは最大限やっていたんだと私は気がついたのです。
(仮訳&翻訳協力 北仲千里)

オルガさん登壇予定

9月30日(土)
12時40分~15時30分
基調講演
「乗り越える力:当事者から見た暴力の影響とトラウマ」
9月30日(土)
15時45分~17時15分
シンポジウム
「ノーモア暴力:私たちにできること」
10月1日(日)
13時00分~14時30分
分科会
A-4 トラウマと解離を理解する
10月1日(日)
15時00分~16時30分
分科会
B-4 解離性同一性障害(DID)とは